中学生たちが書いた「美術館と絵・彫刻」の感想集
(沖縄観光客の皆さんや、地元の子どもたち他が即興で書いた、「恵子美術館や展示作品」の印象・感想文の中からピックアップして毎週掲載します。ただし、実名掲載希望の子どもたちの感想文は、本人特定が簡単に出来ないように過去に書かれた感想文から掲載しておりますので、学校、学年は現在とは異なっております) |
◆中学生たちの感想集(地元・観光客を含む)
<感想文と写真は無関係です> |
◆中学生たちのスナップ集
<写真と感想文は無関係です> |
「悲しみの世代」水間利生作品
仲本寿乃(平良市北中一年生)
何年先の話かは分からないけれど、人は悲しみの世代を必ず見ることになる。
今日は悲しみの世代のことを話してあげよう…
「殺されたくなかったら武器を持て!」
「殺される前に殺せ!」
そんな言葉はあたりまえのように交わされる。
たとえ親であろうが、友人であろうが、恋人であろうが…
武器をむける。
それが悲しみの世代。
生まれて最初に聞くのは「殺せ!」
死ぬ時の言葉も「殺せ!」
それが悲しみの世代。
「敵が来た!」
「武器を持て!戦え!」
人は争う。
どんなに傷ついても教訓を得ようとしない。
争って、争って、争って、最後に何がのこる?
傷と血いがいに何がのこる?
何も残らないじゃないか…
今、たくさんのネズミが巣穴んらころがるように逃げてきた。
人もこのネズミのように、逃げるということはないのだろうか?
変なプライドのせいで、たくさんの命を落としてきた。
変なプライドのせいで、はめつの道にむかっている。
逃げまどうネズミの中から一匹だけ、巣穴にむかう者がいた。
こいつもまた、はめつの道を歩むのだろうか?
6月11日新着
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「兄妹の渡る橋」八島正明作品
狩俣豪(平良市北中3年生)
僕がこの絵をみて思ったことは、戦争がおわり、二人の兄妹が橋を渡って、平和にむかって、明るい世界を作りあげて行くような気がしたことです。
しかもこの絵は、白、そして黒だけを使ってかいています。白と黒だけで、こんなにすばらしい絵が出きるなんて思いませんでした。
3月13日新着
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「グッ」と来た
千田汐香(武蔵野市・中学2年生)
入る前は結構こじんまりした美術館だな、という感じが強かった。
中はシンプルで、そこに大きくインパクトの強い絵が展示してあって、かなり「グッ」と来た。
奥のほうの空間にも絵がきれいにかざられていて、見やすかった。
美術館建物のデザインは大胆だなと思った。シンプルだけど印象が強かった。
2月27日新着
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「穃樹の記憶W」垣花恵子作品
新城愛子(城辺町福嶺中2年)
この木は今から2000年ほど前に、近所の人達が子沢山に恵まれるようにと願い植えた木でした。
当時の人々は人手が足りないので、子どもを沢山産んで、将来少しでも楽が出来るようにという考えでした。
それから2年後、その木は少しずつ大きくなってきました。
人々は、毎日その木に「私に子どもを恵んでください」とお願いしました。
人々は毎日水をやったり、木の手入れをしたりして大事に育てていきました。
それから何年もの年月が巡り、小さな実がなりました。そして一人の女性がみごもったのです。
人々は、それから今までいじょうに木の世話を続けました。
木はどんどん大きくなり、次々と実がなり、次々と近所の女性達はみごもっていきました。子どもたちは、木とともに成長していきました。
人々は全員で、その木に向かってお礼を言いました。すると、その木がなんと喋ったのです。
「この長い年月、私を育ててくれたあなた達に子どもをプレゼントします。どうもありがとう」
人々が木を見上げると、鏡にうつったような老人の顔が見えました。人々はびっくりして、しばらくは声も出ませんでした。
その日から人々は「子沢山の樹」と名前を付けて呼ぶようになり、今でもそう呼ばれているそうです。
1月10日新着 |
「バード・アイランド」
加藤すみ子作品を見て
大城咲希(平良市・平良中2年)
どんどんすいこまれていく
悲しい事だらけで怒りたい事だらけで
どんどんしずんでいく
死ぬこ事も恐れずに
私は考えたくなかった
昨日までは
おたがいにがんばろうと
笑顔ではげましあった人達が
無表情で 無感情になり
落ちていく
足がすくんでいる私を
後ろから押す人も無表情で無感情
キレイな青の海も
にくしみの血で染まっている
あと一歩で
私の人生は終わる
何も思わずに おちていこう
さよならも言わないで
目をつぶり
足をふみだす
12月5日新着 |

夏休みに、浴衣姿で「恵子美術館」を訪れて絵画鑑賞をする中学生たち |
異空間
川満さつき(伊良部町・佐良浜中2年)
目に飛び込んできた美術館の文字。
「美術館」ってどんな絵があるのか、、、、。垣花恵子という人はどんな絵をかくのか、、、。
初めて見る美術館。どうしても足が止まって 素通りすることができずにいるまま、かたまってしまう体に、私の脳が「入れ入れ、、、」 足は命令に従ってドアを押す。
中に入ってみると、不思議な感覚に包まれた。
「何これ」美術館という場所が他より静かな場所のせいなのか、飾られている絵が普通のよりも怖いせいか、、、。
何も解らないまま絵を見て歩く。何も解らない頭の中に、目の中に、次々と入ってくる不思議な絵。
「体が浮きそう」な感じ、フラフラしている。(略)
また来たいと思った。そして今度来たら、少しくらいは理解できるといいな。でもやっぱり頭の中はカラッポになって浮きそうになるかも、、、。ここは異空間だから。 |

課外授業で「恵子美術館」を訪れた中学生たちのスナップ写真 |
足がとまってしまった
下地瑞穂(平良中学校三年)
普段なにげなく通っていたこの道で、私はいつもこの美術館のことが不思議でならなかった。いつもは遠くから見て「なんか、きもちわるそうな所、ぜったい入りたくない」というふうに思っていた。けれど、今回ぐうぜんこの通りを自転車で通った時、つい足をとめてしまった。どうしてなのかわからないけれど、足がとまってしまった。(中略)
いろいろ中を回ってみて、私はなぜか心の中に残った絵をみつけた。「海の風景―サイパン幻想シリーズ」(加藤すみ子作品)を見た時、サイパンは第二次世界大戦中多くの人が死んだ場所でもあるということを思い出した。海では多くの人が死に、その体を波がよせては返していたのを、本で読んだことがある。この絵の中にあるいくつかの目、それは私をにらみつけているように見えた。かと思うと、次は泣いているようにも思えた。私が思うに、この目は、海で死んだ人々の思いがこめられているように思えた。こんなに心に残るような絵に出合ったことが、今までなかっただけに、これはもっと他の人にも見てもらうべきだ、そう思った。 |

「恵子美術館」カウンターに座って「アンケート用紙」に書き込む中学生 |
ゴールをめざして
ー小林四一彫刻「ゴールを目指して」を見て−
古堅春香(平良中学校1年)
今日はトライアスロン大会 !
オレは、この日のために今まで練習をつみかさねてきた。
「ぜったい完走してやる!」オレの心はもえていた。
あと五分でスタートだ、ドキドキがとまらない。
「ピー!」笛だ、一歩前に走り出した。ズデッ、こけた。顔から火がでるほどはずかしい。
オレはおくれてビリ、、、。
「フン、ぜったい一番になるぞ」とオレは思った。
自分が一番になるのを思いうかべて走った。
走っていると、一人、また一人と抜いていった。
「フン、オレにかかればこんなやつらよゆうだよ」オレはごうまんになっていた。
それから時間がたった。気がつくとオレのまわりには誰一人いなかった。
「やったぁ、オレは一番だ」と思って走りつづけた。
走っても、走っても誰も見えない。ゴールも見えない。
「キツイ!」でもゴールを目指して走った。
ふつうなら、もうゴールだ。オレは道をまちがえているのだ。
オレは、それを知らずにゴールを目指して走っていたのだ。
そして、今もゴールを目指して、、、。 |

息抜きに「恵子美術館」を訪れて、お気に入りの絵の前でポーズをとる中学生たち |
凄いなと思いました
奥浜成美(成城中学3年)
前から「恵子美術館はどんな所かな」と思っていたので、今日入ることができて良かったです。
絵も個性が出てて、とても凄いなと思いました。機会があったら、また遊びに行きたいです。今日は、ありがとうございました。
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課外授業で「恵子美術館」を訪れて、あわただしく「アンケート用紙」に書き込む中学生 |
老人の絵は不気味
友利明菜(平良中学3年)
垣花恵子さんの絵は、老人とか、子どもの絵とか、人間の絵が多いとなと思いました。でも、子どもの絵はかわいい感じがするけど、老人の絵は不気味だと思いました。でも垣花恵子さんの絵の風景は、きれいだなと思いました。私はクレヨンを使って、こんな絵をかけるなんてすごいと思いました。
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