ーある日、管理するHPの「検索表示入り口からポルノページに飛ばされた」というメールが舞いこんで事件が発覚ー
「検索スパム(不法)サイト事件」解決から学んだこと

山田八郎(「恵子美術館」広報・HP担当)

GoogleとYahoo!「検索スパム(不法)サイト」への対応に落差
 6月27日追加
僕たちの日常生活や、企業内でのインターネット利用は劇的に伸びているし、教育現場のパソコン授業でインターネットに接続する機会も増えていると聞く。けれどインターネットを利用する安全面の環境整備はなおざりで、多くの問題や事件が発生し、社会問題化している。
以下に顛末を書く、僕が最近巻きこまれた検索スパム(不法)サイトによる「ポルノページ・飛ばし事件」もその不愉快な事件の1例である。
実は僕は、沖縄県平良市(宮古島)の個人美術館のホームページ、「恵子美術館&沖縄観光情報」を立ち上げ、運営しているのだが、2004年6月1日、匿名の苦情メールが突然届いて愕然とした。
Yahoo!のページ検索で「沖縄観光情報」と検索したら、1ページ目にもあった「恵子美術館&沖縄観光情報」の名前が、また2ページ目にも出ていたので、再び何気なくクリックしたら、ポルノページに飛ばされたという内容のメールだった。同内容のメールはその後も続いて、僕はどのように対処すべきか困惑するばかりだった。
結論から言えば、紆余曲折の後、僕が「警視庁ハイテク犯罪相談」官に相談したことで、「警視庁」パソコンからの現状確認アクセスを察知したアダルト業者が、三時間後にはアダルトページを削除して、「ポルノページ・飛ばし事件」の半分は解決した。けれどアダルト業者にHPスペースを提供していたと思われる怪しげなページは今も、「恵子美術館&沖縄観光情報」の古い更新日付のページや枝ページの入り口を隠れ蓑として使い、Yahoo!ページ検索検索表示入り口から「飛ばし表示」するという、不正表示が継続中である。(6月26日、新「Yahoo! Search」の表示から不法サイトが削除されていることを確認いたしました。お世話になった「警視庁ハイテク犯罪相談」官様、「Yahoo!」担当者様他の皆様に、この場をかりて感謝を申し上げます)
この「ポルノページ・飛ばし事件」は、5月31日からYahoo!が導入した独自開発の「Yahoo!Serach」の、検索スパム(不正)サイトチェックの甘さが生み出したものだと言っていいだろう。
それまでYahoo!が提携していたGoogleと決別して、独自に「Yahoo!Serach」を導入した結果、Googleと提携していた時は削除表示されていた検索スパム(不法)サイトが野放し状態の表示になったということらしい。念のためGoogleで検索してみると、「恵子美術館&観光沖縄情報」に関するスパム(不法)サイトは、調べた限りでは完全に排除表示されていて気持ち良かった。世界標準の称号を冠せられているGoogle人気は、実力の裏づけによって支えられていることを、今度の「ポルノページ・飛ばし事件」でも証明したことになる。
今回の事件を契機に調べてみると、Yahoo!とGoogleの検索スパム(不法)サイトへの対応に大きな違いがあることが判った。
◆Googleではスパムサイトの報告を奨励し、
「Google の検索結果の品質を維持するためにご協力をお願いします」のページに、親切で便利な検索スパム(不法)サイト「報告フォーム」を設けているが、一方のYahoo!ではYahoo! ヘルプ 「検索エンジンスパムとは」のページは設けているが、報告や連絡のためのメール入り口が無いのだった。
◆一緒にメール入り口を探してくれた「警視庁ハイテク犯罪相談」官も呆れていたが、GoogleとYahoo!の、検索ユーザーに向き合う企業体質が如実に表れた事例となってしまった。

検索ユーザーが探している情報を、どれだけ早く、的確にヒットさせることができるかどうかが検索サイトの使命ならば、沖縄の美術館情報や観光情報を探している検索ユーザーを、ポルノページに飛ばす検索スパム(不法)サイトを放置するということは、他の分野のページ検索表示の中にも、当然スパム(不法)サイトが放置されているということであり、検索ユーザーは安心して子どもたちに使わせることができないだろう・ポータルサイトの巨人Yahoo!の、大きな信用失墜にも発展しかねない事柄だろう。
ましてや安全第一の教育現場では、Googleと提携していた時までのYahoo!のように安心して使えないと分かれば、一気にYahoo!離れが加速していくと思う。
ユーザー軽視の企業経営がどんな結末を迎えるか、三菱自動車(トラックを含めて)を見れば明瞭だと思う。僕が相談した「警視庁ハイテク犯罪相談」官も含めて、日常的な検索は「Googleツールバー」という大河の流れが形成されつつある。既にポータルサイトの巨人Yahoo!の足元は磐石ではなくなっていると思うのは僕だけだろうか。願わくば、Yahoo!とGoogleが競い合うことで、ユーザーにとって安全なネット環境を作り上げてほしいしと思っている。また並行して、日々変化発展しているインターネット関連の法律整備も急務だと思う。
僕は最初から「告訴」も考えて、知人の弁護士や「警視庁ハイテク犯罪相談」官に相談したのだが、検索スパム(不法)サイト取り締まりに有効な法律が無い現実を知らされた。
◆政治家や政党に過度な期待は出来ないが、様々な機会をとらえてインターネット関連犯罪を取り締まる法律整備を訴えていきたいと思っている。
「恵子美術館」広報・HP担当・山田八郎
初心者のための「不法スパムサイト」関連リンク集」


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